12/1
2004年 12月 02日
12月に入ってからには毎日ブログを書こうと心に秘めていたものの・・・
結局また日にちが過ぎてしまいました。
有言実行!12月は毎日ブログ書きます!(泊まったり書けない状況になってしまった時以外で)
今日は学校で業界・企業研究ということで「クラヤ三星堂」さんのお話を聞きました。
皆さん、クラヤ三星堂さんを知っていましたか?
実は、自分は全く知りませんでした。
でも、すごい会社だったことが判明!
来て下さった人事の方が、
「知名度はないけど、卸売業界ではナンバーワンの売り上げ」とおっしゃっていました。
知らない企業が実はとんでもなく大きな会社を知ると、その企業を知らぬまま就活をしてしまう自分はちょっと怖くなってきました。
それでは今日の話を軽くまとめてみたいと思います。
①医薬品業界について
②クラヤ三省堂について
③メーカーと卸りの違い(MRとMSの違い)
です。
①医薬品業界について
・それぞれの役割
(メーカー) 薬の開発
(医薬品卸) 安定供給/情報活動
(医療機関) 治す/救う
大体の分類はこんな感じです。今回は卸売に特化して考えて見ます。
Q:安定供給とは?
→これはそのまんまで、薬をしっかりと安全に届けるということ。なぜかというと薬は「生命関連商品」のためずさんな扱いや間違いなんて厳禁!確固とした安全供給が必要不可欠なのです。
Q:情報活動とは?
→情報をしっかり、間違いなく正しく医療現場に伝えること。薬の果たす役割上、間違った知識や情報は患者の命を奪う危険があります。なので、正しいクリアな情報伝達が重要なんです。
どの立場にも言えることは、命を扱うということから「社会的使命が大きい」ということです。
・医薬品業界の市場規模
約6兆円とのこと。で、この規模で気をつけたいことは市場成長の有無です。このまま市場成長が進んでどんどんマーケットが大きくなるかなと思いきや、実はもうこの医薬品市場は成熟市場なのです。
なぜならば、「薬価(薬に値段)」は厚生労働省が定めており、2年に一度薬価改正が行われるためです。薬を買える人と買えない人の差がないよう国が値段を決め、薬価改正では薬価が安く設定されます。なので、成長したと思ったら薬価改正でまた下がり、また上がったと思ったら下がっちゃうんです。
また、近年の医薬品卸企業の数は現象しており、'90年に384社だったのが'03には160と半分以上の会社が消滅(倒産、吸収、合併など)しており、「勝ち組」「負け組」が顕著に見ることができます。それに加え、市場シェアを見てみると、売り上げの1位~10位でシェアの77%に達してしまっています。それほどまでに二極化してしまっているのが、この医薬品業界なのです。
②クラヤ三省堂について
・クラヤの事業
医療用医薬品 88.7%
一般用医薬品 3.3%
試薬(検査薬) 1.9%
医療用機械器具・材料 4.8%
その他 1.3%
となっています。医療用医薬品は病院などで検査を受けて初めてもらえる薬のことで、一般用医薬品はドラッグストアなどで簡単に手に入る薬のことです。
・求めている人材
・コミュニケーション能力の高い人
・意欲の高い人
・自己表現能力の高い人
・元気のある人
がクラヤでは欲しいそう。
クラヤと学生のマッチング、適性を重視するそうです。
③メーカーと卸売の違い(MRとMSの違い)
今回話しを伺って、自分が一番勉強になったことです。
(メーカー/MR)
→自社製品の薬の宣伝を行うのだが、MRは薬を「売る」という行為はできないらしい。なぜならば、自社製品を買ってもらうために値段を安くしたり、情報伝達をクリアにせずトラブル(=患者の死)につながる可能性があるため。なので、MRは売ることができずに情報のみを伝えるということになります。
また、
営業スタイルはルートセールスで、しっかりと医薬品販売の資格を取っている顧客を営業します。
営業担当は広範囲に及び、行政区(区・県など)レベルです。
薬の知識に関しては、自社製品について深く学びます。でも自社製品の知識だけで大丈夫なので狭く深く。
(卸売/MS[Marketin Specialist])
→卸売は情報伝達だけではなく「商談/売り」が入ってきます。
営業スタイルはMRと同じくルートセールス。
営業担当は軒数で一人が約3、40件とのこと。
薬の知識に関しては、様々なメーカーの薬に関する知識を知らなければならないため、広く浅くなります。
以上がMR/MSの違いです。なんとなく分かりました?
他には、人事の方が自分のことを色々お話してくれました。
企業選びについても少しアドバイスしてくださったりと、医薬品だけではないお話も少ししてくださいました。
今の日本では卸売が結構なくなっているというか中間を挟まないスタイルが普及している中、医薬品業界の卸売の占める位置の重要性を知ることができました。
今回は卸売に特化した話をしてくださってので、次はMR(メーカー)側の話も聞いてみたいと思いました。
MRが薬を売ることができないと初めて知ったのでMRの仕事内容が気になりました。
MRはMSにも営業に行ってるのかな??
他にもクラヤさんは色々な医療関係のビジネスも行っているとのことで、高齢化が進む中で医薬品卸ができることって結構広がっていきそう・・・。コンサル系のこともしてるらしいし。最初のイメージはルートセールスだけかなって思っていたけど、色々とできそうです。
ちょっと医薬品業界もありかな?っておもいました。
でも、まだクラヤさんの話しか聞いていないのでメーカーや他の卸売の企業の話も聞いてみたいものです。
結局また日にちが過ぎてしまいました。
有言実行!12月は毎日ブログ書きます!(泊まったり書けない状況になってしまった時以外で)
今日は学校で業界・企業研究ということで「クラヤ三星堂」さんのお話を聞きました。
皆さん、クラヤ三星堂さんを知っていましたか?
実は、自分は全く知りませんでした。
でも、すごい会社だったことが判明!
来て下さった人事の方が、
「知名度はないけど、卸売業界ではナンバーワンの売り上げ」とおっしゃっていました。
知らない企業が実はとんでもなく大きな会社を知ると、その企業を知らぬまま就活をしてしまう自分はちょっと怖くなってきました。
それでは今日の話を軽くまとめてみたいと思います。
①医薬品業界について
②クラヤ三省堂について
③メーカーと卸りの違い(MRとMSの違い)
です。
①医薬品業界について
・それぞれの役割
(メーカー) 薬の開発
(医薬品卸) 安定供給/情報活動
(医療機関) 治す/救う
大体の分類はこんな感じです。今回は卸売に特化して考えて見ます。
Q:安定供給とは?
→これはそのまんまで、薬をしっかりと安全に届けるということ。なぜかというと薬は「生命関連商品」のためずさんな扱いや間違いなんて厳禁!確固とした安全供給が必要不可欠なのです。
Q:情報活動とは?
→情報をしっかり、間違いなく正しく医療現場に伝えること。薬の果たす役割上、間違った知識や情報は患者の命を奪う危険があります。なので、正しいクリアな情報伝達が重要なんです。
どの立場にも言えることは、命を扱うということから「社会的使命が大きい」ということです。
・医薬品業界の市場規模
約6兆円とのこと。で、この規模で気をつけたいことは市場成長の有無です。このまま市場成長が進んでどんどんマーケットが大きくなるかなと思いきや、実はもうこの医薬品市場は成熟市場なのです。
なぜならば、「薬価(薬に値段)」は厚生労働省が定めており、2年に一度薬価改正が行われるためです。薬を買える人と買えない人の差がないよう国が値段を決め、薬価改正では薬価が安く設定されます。なので、成長したと思ったら薬価改正でまた下がり、また上がったと思ったら下がっちゃうんです。
また、近年の医薬品卸企業の数は現象しており、'90年に384社だったのが'03には160と半分以上の会社が消滅(倒産、吸収、合併など)しており、「勝ち組」「負け組」が顕著に見ることができます。それに加え、市場シェアを見てみると、売り上げの1位~10位でシェアの77%に達してしまっています。それほどまでに二極化してしまっているのが、この医薬品業界なのです。
②クラヤ三省堂について
・クラヤの事業
医療用医薬品 88.7%
一般用医薬品 3.3%
試薬(検査薬) 1.9%
医療用機械器具・材料 4.8%
その他 1.3%
となっています。医療用医薬品は病院などで検査を受けて初めてもらえる薬のことで、一般用医薬品はドラッグストアなどで簡単に手に入る薬のことです。
・求めている人材
・コミュニケーション能力の高い人
・意欲の高い人
・自己表現能力の高い人
・元気のある人
がクラヤでは欲しいそう。
クラヤと学生のマッチング、適性を重視するそうです。
③メーカーと卸売の違い(MRとMSの違い)
今回話しを伺って、自分が一番勉強になったことです。
(メーカー/MR)
→自社製品の薬の宣伝を行うのだが、MRは薬を「売る」という行為はできないらしい。なぜならば、自社製品を買ってもらうために値段を安くしたり、情報伝達をクリアにせずトラブル(=患者の死)につながる可能性があるため。なので、MRは売ることができずに情報のみを伝えるということになります。
また、
営業スタイルはルートセールスで、しっかりと医薬品販売の資格を取っている顧客を営業します。
営業担当は広範囲に及び、行政区(区・県など)レベルです。
薬の知識に関しては、自社製品について深く学びます。でも自社製品の知識だけで大丈夫なので狭く深く。
(卸売/MS[Marketin Specialist])
→卸売は情報伝達だけではなく「商談/売り」が入ってきます。
営業スタイルはMRと同じくルートセールス。
営業担当は軒数で一人が約3、40件とのこと。
薬の知識に関しては、様々なメーカーの薬に関する知識を知らなければならないため、広く浅くなります。
以上がMR/MSの違いです。なんとなく分かりました?
他には、人事の方が自分のことを色々お話してくれました。
企業選びについても少しアドバイスしてくださったりと、医薬品だけではないお話も少ししてくださいました。
今の日本では卸売が結構なくなっているというか中間を挟まないスタイルが普及している中、医薬品業界の卸売の占める位置の重要性を知ることができました。
今回は卸売に特化した話をしてくださってので、次はMR(メーカー)側の話も聞いてみたいと思いました。
MRが薬を売ることができないと初めて知ったのでMRの仕事内容が気になりました。
MRはMSにも営業に行ってるのかな??
他にもクラヤさんは色々な医療関係のビジネスも行っているとのことで、高齢化が進む中で医薬品卸ができることって結構広がっていきそう・・・。コンサル系のこともしてるらしいし。最初のイメージはルートセールスだけかなって思っていたけど、色々とできそうです。
ちょっと医薬品業界もありかな?っておもいました。
でも、まだクラヤさんの話しか聞いていないのでメーカーや他の卸売の企業の話も聞いてみたいものです。
by hillbook58
| 2004-12-02 01:50